2011年4月29日金曜日

自分の仕事について



これといった才能もなく、具体的な将来像を見いだせなかった私は、親の意向に沿った大学に入りました。

そして、卒業し歯科医師となり、結婚し家族を持ちました。

多くの人と同じ様に、仕事と家庭は人生で最も大切なことと考え、歯科医師として高い技術と知識を持ち患者さんを治療して、その結果として高収入を得て、人並み以上の暮らしをすることが、幸福な人生と信じていました。

しかし、致命的と思える行政処分を受け、これからどうして生きていこうと真剣に悩む中で、仕事に対する考えが変わってきました。

新聞の求人広告に目をやると40代半ばでの就職は難しく、また想像以上に給料が少ないことを知り、自分がいかに恵まれた立場にいたかが分かりました。

どうにか仕事が続けられて家族が食べていければそれで十分であり、こんな不祥事を起こしても通い続けてくれる患者さんに「ありがとう」と言いたい気持ちになりました。

そして、霊力を目の当たりにし、真理が自分の中で絶対的なものになりつつある中で、歯科医師としての仕事を続けていいのだろうかと、自問をすることが多くなりました。

けれども、仕事をしなければ家族を養っていくことはできません。

霊的真理の伝道という、極めて重要な使命が託されていると思うと、このままでいいのだろうかという強い焦りを覚えました。

この世に生まれてきたのは、ヒーラーとして病の人を癒し、そして魂を目覚めさせ霊的真理を伝えるためであることは間違いないと思われます。

今の職から抗しがたい力により、引き離されていくかもしれないと覚悟をしました。









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